ゴム印の歴史その3

日本に海外から、ゴム印が渡ってきたのは、それほど古くはなく、明治19年です。
日本では、すぐに彫刻ゴム印を作りました。
外国で使われている鋳造ゴム印より、美しく文字も自由に表現できます。
字体も自由ですし、好きなように彫れるなど、外国人を驚かすことばかりでした。

日本では東京で、ゴム印の材料であるゴム板を最初に作ったお店が佐々木商店であり、初代、佐々木浜太郎氏です。
佐々木氏は以前、浅草の雷門で印材商を営んでいました。
その後、日本に伝わってきたゴム印に着目、そして、家にあったゴム製の潜水服を使い、一部分を切り取りました。
これを板に貼り付け、ゴム印の材料として、販売するようになりました。
当時はとても貴重なものだったそうです。

星野印版工業と言う会社の初代社長であった星野福次郎氏が、明治22年、アメリカ人からゴム印を作る方法を習得しました。
これが鋳造ゴム印だったのですが、その翌年には、彫刻ゴム印を製造しました。
これが、日本で初の彫刻ゴム印と言われています。

さらにこのゴム印が星野氏によって進化します。
星野氏は明治27年、回転ゴム印をアメリカから仕入れました。
そして、同じ物を日本で作り、これが、日本最初の回転ゴム印でした。

その後、明治42年には「つぎめなしゴム帯」と言うものを発明、これで実用新案を取得しました。
そして、製品に「月星」回転ゴム印と命名し、厚金貝を使った回転式ゴム印を更に発明、特許を取得しています。
「月星印の回転ゴム印」これが、日本中に使われることになったのでした。
この会社は現在も星野印版工業と言う同じ名前で、東京の荒川区南千住に存在する老舗です。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。